ほんやら洞・甲斐扶佐義 HONYARADO/KAI FUSAYOSHI's Web Site

 
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写真集解説より

いい写真家は例外なく子どもを撮るのがうまい。……偽物だと見抜いた時には、「子どもたち」はヤドカリのように殻の中に身を隠してしまう。どうやら甲斐さんは彼らのお眼鏡にかなったようだ。本書におさめられた写真が、そのことを証明している。  

(飯沢耕太郎/写真評論家)

息づくエスプリ、目に見えない京都の魂の何かが甲斐扶佐義のカメラの視点によってそこに表れている。

(ジャン・フィリップ・トゥーサン/作家・映画監督)

『STREETS OF KYOTO』は我々に京都に住む人々を新しい側面から見せてくれた─
それは愛とユーモアと活力に満ちあふれたものである。甲斐扶佐義の真摯なレンズが捉えたこの親愛なる街の写真は、寺の門や庭園、繊細に化粧を施された舞妓や歌舞伎俳優の表情といった、ありきたりな京都のイメージとは異なるものだ。京都の人々のさりげない日常を我々に驚きをもって垣間見せるこれらの写真は、食事、入浴、労働、買い物、娯楽や息抜きといった、京都に生きる人々の日常に我々を招いてくれる。甲斐の写真は、単に眺めるだけではなく、そういった感覚を共有させてくれるものだ。
2002年の5月から Children's Museum of Boston に『STREETS OF KYOTO』の写真を展示できたことは、ボストン日本協会にとって特別な喜びとなった。当初の予定では2ヶ月のみの期間であったが、大変な好評を得て展示期間は延長され、早一年が経とうとしている。これらの写真を通じて、ボストン市民はその姉妹都市、京都に新しい友人をつくることができた。また、ボストンの少年少女らは京都の子どもたちのいたずらや遊びに大喜びで応え、「カイサン」の愉快で楽しい写真はすばらしい交流の媒介になった。

(ピーター・グリーリィ/ボストン日本協会会長)

  
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京都の子どもたち  
 
写真/甲斐扶佐義
出版/京都新聞出版センター
定価/1,600円(税込)
発行/2003年4月
 
解説:飯沢耕太郎、ジャン・フィリップ・トゥーサン、ピーター・グリーリィ